「あれ」 「…アイスバー一個しか残ってない」 ………………。 「隆裕の家アイスに呪われてそう」 「あり得るね」 お互い困り顔を見せあった。 「二人で分けよっか」 「だね」 今さら買いに行くのもなんか面倒だしなぁ ソファに座ってアイスを渡された。 「先に食べて?」 「じゃ、じゃあいただきます…」