「なになに?
男物のマフラー?
もしかしてこれ、祐介の?」
「うん。
昨日、寒そうだったから、
貸してたんだ」
「へえー。
優しいじゃん」
「べ、別に!
普通じゃん!?」
なぜか顔を真っ赤にしてそう言った加藤くん。
なんでそんな必死になってるんだろ?;
「あ、ごめん、穂香ちゃん!
えと…気にしないで!!」
「あ、う、うん…?」
「ほ、本当に気にしないでね!?」
「うん、気にしてない…よ…?」
「…………」
「…………」
…………
か、会話が途切れてしまった;
なんか、話題……あっ
「加藤くん、彼女いるんだね?」