・・・言ってしまった。。



泣きそう。。






・・・もし断ったら嫌われちゃうかな。。。




さっきまでとは全然違う被害妄想が私の頭の中を埋め尽くしてく。





半分だった陸のサイダーはいまだ・キラキラと透き通っている。


「マジ!!!??・ありがとなッッ♪」




陸は満面の笑みでそぉ言うと半分のサイダーを全て飲み干してしまった。



陸がカラになったコップを机の上に置くのと同時に私は立ち上がる。





「・・・・ん?」



陸は嬉しそうに笑顔をうかべながら私を見上げている。



「あ、そぉいえば・・勉強ちょっとたまってたんだよね。そろそろ戻るねッ」



頑張って笑顔をつくた。



「ぁ。そーだったの??ごめんな。じゃ、また明日ッ・・よろしくなッ」



私は「ぅん。」と小さくうなずくと陸に顔を見せないように・すぐに部屋を出て行った。



目には涙がたまっているのがわかる。



陸には・・・気づかれなかったかな。。
――――気がついたら私は自分のベッドの上で真っ白なシーツを涙でぬらし・泣いていた。




カーテンから眩しい光がこぼれる



私は昨日、陸の家を飛び出すと


そのままベッドの上に泣き崩れて、いつのまにか寝てしまっていたのだ。





なんだか頭が痛い。



起き上がる気力もない。。
ガチャッ



そこへママが入ってきた。


「どぉしたの??昨日は夕飯も食べずに寝ちゃったし。。」



ママは心配そうな顔をして私の寝てるベッドのほうへ近づいてくる。


心配性のパパはそっと・ドアの向こうから部屋を覗いていた。




「ん・・。だいじょうぶ」


私は両親を心配させないよぉに・涙の跡をぬぐって笑顔で起き上がった。



ママの温かい手が私のおでこへと伸びる。




「ちょっと疲れてるんじゃない??少し熱もあるよーだしッ今日はガッコも休んで・寝てなさい。」



ママはそぉいうと・華をまたベッドに寝かせ、後でお粥持ってくるからネ、と伝え華の部屋を出て行った。



私はママの優しさにふれ、あたたかい涙がほぉを伝う。




「ママ・・・・。ありがとッ」
――ママが作ってくれた温かいお粥はとてもおいしく、私の心も体もじんわりと温めた。



あいかわらずだるかった私は1日ほとんどベッドで寝ていて、夕方には目を覚ました。



1階からはおいしそぉなビーフシチューの匂いがする。
少し元気えおとりもどした華はコンポのリモコンを手にし電源を入れた。

~~♪~~~~♬~~♩~♫~~・・


GReeeeNの「愛唄」だ。


ねぇ大好きな君へ~




笑わないで聞いてくれ~♪
これは陸にすすめられて買ったCD。



よくイヤホンを片方ずつ耳につけて2人で聞いた曲。

お店で流れれば目をキラキラ輝かせてずっと聞いてたっけ・・。


愛唄を聞くたびに

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