風になびく銀色の髪…


吸い込まれるようなエメラルドの瞳が


私を見つめていた。



首には十字架のネックレスを身につけて、


月の形をしたピアスをつけていた。


おそらく、20歳くらいだろう。



銀髪の青年はカツンカツンと靴の音をたてながら


お父さんとお母さんに接近してきた。