まったく興味なさそうに言い放った晴人に、女子たちはみるみるムキになって食らいつく。 「だ、だからっ、ホントの小野寺さんは今と全然ちがうキャラで……!晴人くんだって、分かってるんでしょ」 「知らねーし」 女子の言葉に被せるように晴人が言った。 「俺、最近この子のこと知ったんだから」 そして、他人行儀な笑顔であたしを見て。 「な、小野寺さん」 「……」