「柚愛と同じクラスなら、 もっとよかったんだけどな。」 ふと、レオがつぶやく。 確かに、 柚愛がいればよかったな。 「なにやってんだー? 早く教室入れ」 担任の須藤先生に言われ、 俺たちは教室に入る。 いかにもお嬢様って奴や、 お坊ちゃんって奴らがたくさんいた。 そんな中に、 俺が混れるのだろうか…。 軽く、楠家のことを紹介しよう。