強く胸に誓い、弓道場へ向かう。

「柚ー愛。お疲れさんっ」

いつもいるはずのところへ
柚愛を迎えに行った。

けれど、そこに柚愛の姿は無く…

弓道着を着たままの、
新入生が、下を向いていた。


「おーい、お前ら入学式!!
そんなとこでなにしてんの?

ってゆうか、柚愛知らねぇか?」


俺の声を聞いて、我に返ったのか、
1人の子が振り向いた。


「柚愛先輩の…彼氏さんですか…?!」


彼女は、目に涙をため聞いた。