「…あたしも、どこかで食べます!」 まあ、こんな感じで夕飯はバラバラ。 昔は、仲良しな家族だったんだけどね… 「柚愛さん! もう6時40分です!」 「わーっ! ほんとですか?! じゃ、じゃあ行ってきます!!!」 家から学校までは1時間。 朝練があるから、 早くいかなきゃいけない。 急いでリビングから出ると、 玄関へ走った。 茶色いローファーを履き、 勢いよくドアを開けた。