「なんかごめんなさい、梨香子ちゃん。」


帰り道にすごいなみが謝ってくる。



「謝らないでいいってば。
 パフェ代奢ってくれたしね。」


傷ついたは傷ついたけど、いちいち言ってられるか。



「どうするの皆?
 このあと本当に私の家に来るの?」



そういやこの後、詩麻の家に行くことになったんだった。



「行く。」


「敦平君まで?
 ・・・あ、うそうそ冗談!」



もっと言ってやれ、詩麻。
仕返ししちゃる。