「多分、私と一緒だよ!てか隣の席!」


「詩麻ちゃん!やったぁー!」


「はいはい教室入ろうね。皆入れないから。
 入学初日から本気で走ってどうするの?」



この子は柊詩麻ちゃん。

別中学だったけど、あることがきっかけで仲良くなったんだ。

私の気持ちも知っててくれて、よき理解者であり親友。



「ごめんなさい・・・。」


「陸上部の勧誘凄い事になるでしょうね。」


「実はさっき早速、断ってきました!」


「ったく・・・。」


「よろしくお願いします、保護者様!」


「私は梨香子の保護者じゃないんですけど。
 まぁ、断るのは協力するけどね。」