「おねえちゃん!
 と、しまおねえちゃんだー!」


「知香子ー、迎えにきたよ♪」


「久しぶり、知香ちゃん。」



詩麻が久しぶりに家に遊びに来たいというので、
知香子の迎えを一緒に来てもらいました。


「学校どうだった?楽しかった?」


「たのしかったよー!
 みんなに、かみがたかわいいっていってもらった!」


「私が知香子を可愛くしないわけないじゃない!」


「ねー。」


「相変わらずのシスコンね。」


だって可愛いんだもん。
地は半分しか繋がってないけど、この先ずっと私は知香子を大事にする。

血の濃さなんて私達姉妹には、関係ないよね?



「ねーねー、おねえちゃん!」


「どした?」


「つぎ、おねえちゃんいつはしるの?
 ちか、はやくみたい!」


うう・・・。
小学生の無垢な質問と期待の目が痛い!



「梨香子お姉ちゃん、足が痛いからしばらくお休みするんだって。」


「そうなの?
 あし、いたくない?」


「う、うん!
 けどまだ走れないな、ごめんね。」


ナイスフォロー、詩麻。