「早織さん・・・!」 「梨香子ママさん!」 「梨香子、敦平君・・・。 来てくれたのね。」 「それよりお父さんは・・・。」 そこまで私がいうと、堪えきれなくなったのか 早織さんは嗚咽を漏らしている。 看護師さんが案内をしてくれた。 ここまで来ても、まだ信じられない。 嘘なんじゃないか。 盛大なドッキリなんじゃないか。 信じたくない。