「コイツ、中本凌斗。」


横から多野が教えてくれたけど無視。


「なんで、お前ここにおんの?」


多野。


「お前が“忘れもんしたっ”って

 行ったっきり帰ってこねぇから迎えきた。」


中本。


「あー、そーいえば」


席を立つ多野。