(大丈夫…。ちゃんと考えてきたし、後はそれを言うだけだ!)

この瞬間さえ乗りきればどうにかなってくれるだろう。咲良は名前を呼ばれて返事をし、ゆっくりと自分を落ち着かせるように言葉を出していった。

「七星咲良です。趣味は喫茶店やカフェを巡ることです。お菓子や紅茶が好きな人がいましたら声かけてください。今年1年間よろしくお願いします」

お…終わった…。とりあえず、言いたいこと言えてよかった。ほっと一安心した咲良だった。