そんな雨の日に、俺はまあこの運命を変える事になった。




俺が小学生の頃から仲がよかった先輩から、帰ったらボーリングに行こうと誘われた。
まあこも一緒に行くことになった。



先輩の車で、俺たちはボーリング場へ向かった。
まあこは、緊張した様子で俺の手を握る。

「大丈夫だよ」と、まあこをエスコートすると、まあこはほっとしたように俺の顔を見上げた。



ボーリング場に着くと、まあこは更に緊張した様子になった。
そんなまあこがとかくかわいらしくて、俺は見とれてしまった。






まあこは、演奏したときに肩を壊したみたいで、投球はしなかった。
・・・ホントは見たかったんだけど。



先輩はかなりうまくて俺は・・・それほどでもない腕。


でも、まあこは俺の投球を見て喜んでくれているみたいだ。
子供みたいにはしゃいで、俺の投球のたびに「がんばれ」といってくれる。






かわいい・・・






俺のこの気持ちは次第に抑えきれなくなってきた。