まあこは、どうやらホントにインフルエンザになったみたいだ。

かわいそうに。
畜生、俺がなればよかったのに!

『熱何度でちゃったの?』
『39です』






まあこ、俺、姿は見えないけど、俺が看病してやるから大丈夫だよ・・・







俺は、思いが通じたのにまだ恋したばかりのような気持ちだ。
こういうのを実感していない、と言うのだろうか。



今なら、好きって言ってもいいんだよな・・・




『まあこ、好きだよ』

言ってしまった。
まあこはびっくりするだろう。
なんていったって、彼氏になってまだ一日しか経ってないから。


『私も好きですよ』





その時、俺は初めて学んだことがある。




両思いになると、思いを通じ合えるようになって・・・
好きって言葉は伝え合えるようになるってことを。




『ありがとう』






嬉しかった。







なんか、もう何もかもが幸せに感じた。