アパートに戻ってからも
沈黙は継続中・・・

気まずい雰囲気になりつつある空間で
どうすればいいのか分からず
近くにあった服を
畳んでみる・・・。

真夜中に何やってんだろうって思ってしまうけれど・・・。


さすがに輝樹も
少しは気にしてくれてたのか

ようやく口を開いた。


「あいつとは マジで
何もねぇからな?」


私も、このチャンスを逃すわけにはいかない。
こういう雰囲気の時は
輝樹は いつもより
きちんと話してくれるし・・

となったら・・・、

ちゃんと・・聞かなくちゃ。


「でも、一緒に暮らしてたんだよね?」


「暮らしてたっつーか・・・
俺、寝てねぇし?」


「寝てないって・・・?」


どういう方向に考えるべきなんだろうか・・・
寝てない・・・
エッチ?睡眠?

・・・聞きづらい。



「昼の休憩と、たまに
健二の家に行った時くらいしか
寝てなかったしな」


睡眠の方・・・

良かった、聞かないで・・・