「春菜って
そんな簡単に俺と別れるんだ?」


この口調は・・・

完全に怒ってる。


「そんなわけじゃ・・・」


「つーかさぁ・・・・
なに、この部屋。
完全に 俺
一人暮らしじゃね?」


「・・・・・・」



「春菜さぁ。
男でもできた?」


「・・・・は!?」


私の顔を覗き込むように
不機嫌そうに
そう言う輝樹に
思わず
言葉にならない言葉が出た。


そもそも・・・


「私じゃなくて
輝樹じゃん!」


「俺?何で俺?」


私の言葉に驚いたように
キョトンとしてる。