何なのよォ・・・

そう思いつつも
2人の会話に
耳をすましてしまう私。

「佐々木さん、
いないんですね~」

「もう少ししたら
帰ってくんじゃねぇ?」

「ふふふ・・・」

「何?」

「んーん、ただ
佐々木さんが この光景見たら
どうなるのかなぁって思って」

「どうもしねぇだろ」

「そうかなぁ?
ねぇ、この前の事
考えてくれました??」

この前の事・・・・?

「この前って何の事だ?」

「ほら、佐々木さんの事」

私の事??

「あー、春菜が
学校の男とデキてるって話か?
どうせデマだろ?」

「信じたくないのは分かりますけど
今日だって
お昼休み、2人で
非常階段に座って イチャイチャしてましたよ?」

そりゃ、非常階段には座ってたけど・・・・
相手は 美香なんですけど・・・
こんな話、この前もしてたって事??

信じらんなっい!!
どっから そんなウソがでてくんのよ・・・

「まぁ、それが本当だとしても
間違っても
春菜と別れて お前と付き合うとかは
永遠にありえねぇ話だけどな」

何その話・・・・

ほんとに
ありえないんですけど・・・