そんな時間を
何十分過ごしただろう。

まだまだ
ずっと このままでいたかったのに・・・

ピンポーンっ

「誰か来た・・・・」

「無視しとけ」

「うん・・・」

ピンポーンッ、ピンポーン

「うぜぇ・・・・
ったく誰だよ・・」

ぶつぶつ言いながら
輝樹が玄関へと向かう。

誰だろうと
耳をすませると
私の嫌いな声がする・・・

そして、玄関を閉め
輝樹が私の元へ
少し企んだような表情で来た。

「春菜、あいつダチじゃねぇんだよな?」

「やっぱり、緒方さんだった?」

「あぁ、このままじゃ
春菜不安なんだろ?」

そりゃ・・・
相手は緒方さんだし・・
いつ輝樹が誘惑されちゃうかって
不安はあるけど・・・

「隣の部屋に隠れとけ。
俺が、春菜以外の女に
どんな態度とってるか
見せてやるよ」

「え?いみ分かんない・・」

「いいからいいから。
ほら、そっち行っとけ」

隣の部屋に押され
扉を閉められた・・・・