そんな事ばっかり考えてると
時計は すでに
輝樹が寝てから
1時間半が経過していた。

慌てて ベッドで寝ている輝樹を
起こそうとするけれど
まったく反応がない・・・

どうしよう・・・・

「輝樹、時間だよー」

耳元で叫ぶけれど
私の声 まったく届かず・・・

上から 輝樹の寝顔を眺めていると

・・・キスしたい。
寝てるから大丈夫かな・・・

変な事を考え始めている自分・・・

でも、起きたら
ただの欲求不満女だと思われるし・・

・・けど、
これだけ寝てるんだもん。
少しくらいじゃ起きないよね・・・

上から 軽く
寝ている輝樹の唇に触れた。

はたから見たら
完全に 輝樹を襲ってるように見えるんだろうな・・・

そんな事を考えながらも
あと少し・・・と
寝ている輝樹に唇を重ねる。

一瞬 輝樹の体が動き
慌てて離れたけれど
熟睡中だと分かると
また唇を重ねる自分・・・

本気で
私は 追い詰められてるのかもしれない。