「春菜、おはよ?」

学校を目前にした時
背後から 肩を叩かれた。

「あっ、美香。」

「何 浮かない顔してんの?
っていうか
春菜 ピアスなんてしてたっけ?」

「ん?ピアス・・・・
さすが美香
気づくの早いね。
輝樹に寝てる時
開けられた・・・」

「は!?相変わらず
意味分かんない彼氏だね。
それで浮かない顔してたの?」

「そういうんじゃないんだけど・・・」

「さては どっか行ってた先で 浮気されてたとか?」

さすがだ・・・・

「ズバリ的中」

「だって 首に
キスマークあったじゃん」

「美香も気づいてたんだ」

「最初は 春菜がつけたのかと思ったけど、日数考えたら あんな はっきり残ってるわけないしね」

「エッチはしたけど
浮気じゃないんだってさ」

「あはははは
春菜の彼氏なら言いそう~」

「笑い事じゃないってば・・・」

「ふふふ、ごめんごめん、
でも こればかりは仕方ないんじゃない?」

「仕方ない?」

「だって 性格は悪いけど
顔いいじゃん?」

そんな はっきり
性格悪いなんて言わなくても・・・