「そんな心配しなくても
とって食わないから安心してよー」

それは まったくと言っていいほど
心配してないんだけど・・・

「まぁまぁ、俺に任せて。
ケンケンが 春菜ちゃん達が最悪な状況に陥ってるって言うから
俺だって 責任感じてんだよ?
と言っても 別れてくれたら
それはそれで 俺はうれしいんだけどね。
と言っても
春菜ちゃんが落ち込んでるのも嫌だし、俺が 少し 協力してあげるよ」

「秀忠君の場合
どこから冗談なのか
よく分かんないし・・・」

「あははは、一応 全部
本気なんだけどね?」

信用していいのだろうか・・・

「協力って・・?」

「ケンケンとさ、話してたんだけど・・・」

「うん・・・?」

「俺達も 自覚症状として
女たらしだからさ。
例えば、俺達が
久保先輩の立場だったら
どうするかな~って・・・」

「どうするの?」

「たぶん、だけど・・・・
久保先輩なりに
春菜ちゃんの事は本気の部類なんだとは思うんだよね。」

「浮気するくらいだから
違うような気するんだけど・・・」

「いや、まぁ・・・そこなんだよねぇ・・・
ケンケンから聞いたけど
数ヶ月付き合ってんのに
やってないんでしょ?」

いとこくん、そんな事まで言ってるなんて・・・・