・・・・っ!?

扉が開いた瞬間
体が固まってしまった。

って、あれ?


「輝樹・・・?」

・・・・・

「輝樹?」

「あ、あぁ。どうしたの?」

「トイレ行きたくって・・・
いつ起きたの?」

「あー、今・・・?」

「そっか、じゃ戻ろう?」

「戻るより・・・
こっちの部屋おいで?」

テレビの音がしてた部屋へ
手招きされ
中へ入った。

リビングかと思ってたけど
普通の部屋だったんだ・・・

「ほら、こっち座って?」

「あ、うん・・・」

言われるがまま
ソファーに腰掛けると
その隣に輝樹も座った。

座ったと同時に
輝樹の顔が
私の顔に被さってきた。

「ちょ・・・っと待って」

「ん?待たない。」

「ん・・・・んぅ・・
ちょ・・・」

いつもと違う雰囲気に
とっさに両手で突っぱねてしまった。