首を横に振ると

「ねぇって言ってんだろ」

「うっさい！輝樹は黙ってて。
何があったの？
また　浮気グセが出たとか？」


「・・・・・」


「ん？」


「最近・・・また
サキさんが・・・」


「サキ・・・・？って
あの　前　春菜が泣かされてたサキ？」


泣かされてたって・・・
あぁ・・そっか・・
たしかに、前・・・
あかりさんに相談した時
一緒に行ったんだった・・。



「あのスナック行った時の女だよね？」


頷くと、


「あんた　まだあの女と繋がってんの！？」

輝樹の方へ
目を向けた。


「だから・・・
あいつとは　何でもねぇって・・」


「ほら、やっぱ
あんたが原因なんじゃん」


「だから、とおるが
春菜に手出すのは別物だろって！」


「それは・・・
そうだけど・・・
そっか・・１つずつ整理していかなくっちゃ・」


少し考え込んだ様子で
あかりさんが
去川さんの方に
顔を向けた。