「そこの あんた。
何で春菜だったのか
答えて、今すぐ」


「・・・・・何か・・」


「何か?」


「輝樹と同棲までしてて・・・
心配までされてんのに
あんま 隙がある姿がむかついたっていうか・・・
オドオドしてて腹立って・・」


「腹立って襲うの?
うわっ、怖い男~」


「何で てめぇが
春菜にむかつく権利があんだよ?」


再び 輝樹が去川さんに
掴みかかろうとした瞬間


「はいはい、ストーップ。」


すかさず あかりさんが
間に入った。


「もう、輝樹ってば
いい大人なんだから
理性くらい保ちなさいよ。
そんなんじゃ いつまでたっても解決しないじゃん」


輝樹を座らせると、


「で、どういう意図があって
こんな目立つ所に
キスマークなんてつけたの?
輝樹にバレたら こうなるって分かってたでしょ?」


「別に・・・・・」


「別にって答えになってないんだけど」


「そのうちバレると思ってたし」


「ふぅーん・・・・・なるほどね。
で?輝樹は 自分の方に何か問題があったか分かった?」


「は?だから、何で
俺が関係あんだよ!?」


「あっそう、ほんっと
あんたって相変わらず最低な男ね。」


そう言うと
私の方を向き


「春菜?最近
何かあった・・?」