深夜一時。


いつもの喧嘩する場所にきたあたしと
りく。


「ってあいつら遅ぇよ。」

吸っていたタバコを地面のコンクリートに
おしつけながら石をける。


ポケットからあたしはタバコを取り出し
口にくわえるとすかさずりくが
火をつけた。


「ん・・ありがと。」

「沙織さんがタバコ吸うなんて珍しいですね。
 相当きてるみたいすか?」

確かに普段あんまりあたしはタバコを吸わない。
いらいらしているときに手が勝手に出る
から今は相当いらいらしているときなんだろうな笑


ここは昔は駐車場として使っていた場所。すごい
古臭くて街頭がぽつんと
真ん中にあって回りは竹やぶやら森やらで
すごい暗い場所。


「そーだねぇ。あんま俺は時間に
 ルーズなやつ好きじゃねぇかもな笑
 ふふ・・。まぁその分楽しませて
 いただきましょうや。」


するとすごい轟音のバイクの集団が
入ってきた。

鉄パイプで地面をこすり
火花をつけるものがいたり、
旗をもっているものがいたり、
さまざまだ。

ちっ。うるせーな、、、、

近くまで威嚇してくる
バイクもある。

「おい、やめねぇか!!!!!」

ボスらしき人物がとめて
一斉に騒音が止まった。


バイクから男が一人降りてくる。
あぁ、総長じゃないのか。つまんない。

りくも同じことを考えてた
らしく

「なんだよ、ボスこねぇのかよ、
 つまんね、あ、沙織さん、
 あいつ夜桜の№3、五十嵐(五十嵐)
 っすよ。」

と降りた男を指差しながら
言った。
相当いい体してるし何より、
こいつ頭がいいな。まぁりくはこいつ
に負けることはなけどね。


見た感じ五十嵐の両脇に女が1人ずつ。
後ろにも髪の長いやつが
見える。全員合わせて20人くらいだろうか。
ざっと女が7人と見た。

さっと終わらせて早くピロを食べたい!!!
なんてことを考えながらタバコをもみ消した。