「て、わけよ、とりあえず、他の女とヤッてたぽい笑
 もー俺やばくって腹筋いてぇよ笑」

あたしは鼻歌を歌いながらピロを食べていた。
この時が一番、幸せだ。最後の一粒を食べようと
したそのとき・・・・


「「あっははははっはっははははっはは」」


と皆一斉に笑い出した衝撃で最後の一粒が
落ちてしまった。


「まじかよ、沙織!他の女に寝取られたのか!
 おい!」

と皆笑い転げている中、啓輔があたしのとこに
きて肩をぽんぽんと笑いながら叩いた。



・・・・・あ、あ・・・あ、あたしの、


「俺のピロォォォォォオォ!!!!」


といって啓輔を投げとばした。

「やっべ、沙織きれた!逃げろ!」


ガチャ


「おりゃーーーーーー!!!!!」


あ、時すでに遅し。


投げた厚い雑誌が我らの総長、北川光の
頭部に直撃。


「・・・・いってぇ。」

・・・・固まる皆、踊るわたし。(関係ない笑)


「あ、光さん?大丈夫ですか?
 ・・・・・てへっ。」


ずんずんくるみつ。
神様、女神様、今までありがとうございました。

17年間本当に楽しい生き方をして参りました。

さよならぁぁぁぁぁーーーーーーー


ゴツン!!!!!!


「いってぇぇぇ!」

投げた厚い雑誌が返却された。
つまり、みつがあたしに直接
角でゴーンとね、してきたわけさ。
予想以上の痛さに神様を恨んだ。


「おめぇらうっせーんだよ、
 騒いでんじゃねーよ。
 しかも、沙織、そこ俺の席、
 座んなていつも言ってんだろ。」