次の日。


昨日のミーティングで火曜日の当番になった私は、ついでに借りていた本を返してしまおうと数冊の本を抱えて図書室に向かっていた。


「失礼します。」


図書室なので、控えめに。


だが、今は放課後なので誰もいない。


「気を使う必要無かったかな…?」


と、小声で呟くと、後ろから唐突に


「おい。」


と、聞き覚えのある声がした。