Side 光




そろそろ授業が始まるから、凜を起こそうと自席の方を見たとき


立ち上がってる凜を見つけて、


あ、起きたんだ…


なんて呑気に考えてたら


フラッ

ドサッ…


!?


倒れた、その事を頭で感じたときには既に凜を抱えて走っていた。


後ろから山田の声が聞こえた気がしたけど、無視して保健室まで向かった。


途中、次の授業の先生に出会ったから事情を説明し、遅れると伝える。


「失礼します!」


保健室の扉を開け中に入ると


「どうしたの?」


女の先生が中から出てきて、俺が抱えてる凜を見つけると、状況を把握したのかベットを用意してくれた。