焼き上がった蛇を、谷口が先に食す。

何の抵抗もなく口にする谷口を、顔を顰めて見ている豊田。

「悪い事は言わない、食べておくといい。夜中腹が減るぞ?」

谷口が豊田にも勧める。

「……」

ビジュアルは蛇丸出し。

あまりにもグロテスクで食欲が湧かない。

しかし、折角谷口が捕まえてきてくれたのだし。

恐る恐る、前歯で僅かに蛇の肉を齧る…。