「現在世界各国の紛争地帯にディアボを送り込んでいるのはARMOUR社だという調査結果も出ている。紛争地帯でのディアボによる武力介入やテロを鎮圧する為には、まず大元であるARMOUR社を叩くのが一番だ」

「成程な…くせぇ臭いは元から断つって訳か」

煙草を咥えた小暮がニヤリと笑う。

「いいね、そういうの。分かり易くて嫌いじゃねぇぜ」

「でも…」

麗華が表情を曇らせる。

「ARMOUR社の本社にコロンビア革命軍に…相当な兵力がコロンビアにあるんじゃないですか?」

「そうですよ、私達だけじゃとても二つの勢力を相手になんて…」

豊田も不安そうな顔をする。