迎え撃つべく戦闘態勢に入る小川分隊やその他の部隊。

敵の武装に対抗する為、こちらも96式装輪装甲車や84ミリ無反動砲、110ミリ個人携帯対戦車弾などを持ち出すが。

「!!」

出撃したそばから、96式装輪装甲車が爆発横転する。

BMP-2の30ミリ2A42機関砲と半自動有線誘導式の9M111ファゴット対戦車ミサイルによる攻撃を受けたのだ。

BMP-2と違って直接的な攻撃力が豊富でない96式装輪装甲車では、対戦車ミサイルなど食らえば一溜まりもない。

加えて操縦しているのが、人間のような人道性を持たないディアボとあっては、BMP-2は脅威という他ない。