結果としてディアボは絶滅し、戦術自衛隊は首都東京の奪還作戦に成功。

半年に亘って続いた一連の戦闘に、ようやく幕が下りたのである。

だが…。

その爆破作戦の後に行われた捜索でも、小川や谷口、小暮の遺体は発見される事はなかった。

爆破作戦決行寸前まで構内に残り、生体兵器との戦闘を続行した小川達。

豊田、麗華の二人の撤退と引き替えに、彼らは最後まで戦う事をやめようとしなかった。

もし彼らが脱出を選択していたら、生体兵器を仕留める機会を逸し、またも生体兵器は生き延びていたかもしれない。