転倒する麗華。

「お、小川分隊長っ…!」

立ち上がり、伸ばした麗華の手も届かない。

小川、小暮、谷口の三人は携行する銃を撃ちながら生体兵器へと突撃する!

狙うは露出した心臓!

獣の雄叫びのような銃声と共に、5.56ミリ弾が悉く生体兵器の心臓部を撃ち抜く!

悶絶する生体兵器。

確実に効いている!

弾倉が空になる度、次々と装填する三人。

もう弾薬を惜しんでいる場合ではない。

全てをここで使い切るつもりで。