「しかし、小暮三曹…」

小川は険しい表情を見せるが。

「言わんでも分かっている」

小暮は彼の言葉の先を制した。

先程も述べた通り、レンジャー資格者を潜入に多くは裂けない。

つまり今回の任務は単独潜入。

万が一敵性地域でカマドウマに発見され、多勢による襲撃を受けたとしても迅速な援護、救助は望めない可能性がある。

先日の救出作戦以上に危険を伴う任務なのだ。

だが。