短いスカートは見事にめくれていた。
「あれ~何このパンツ。ダッサ~。アハハハハハハっ」
それをひょうしにみんなが笑う。
明希は恥ずかしくて逃げたかった。

あゆこは明希を蹴った。
「目障りなんだよブース。あ、このこと誰かに言ったら…どうなるか賢~い明希ちゃんには分かるよねえ…?」

ふんっ

鼻で笑ってあゆこは教室を出た。
明希はなにがどうなったのか良く分からなかった。
自分がイジメられているという事が分からなかった。

昨日まであんなに楽しく話してたのに突然そうなると
いまいち状況がつかめなくなるのは仕方がない。