「うっわ!めっちゃ綺麗やん!!」
大輝が言った。

川が見える道から上を見てみると、まるで絵本から飛びだした青々とした空に
真っ白い雲がちらほら。

晴天のように雲が一つもない空よりも雲が少しある空のほうが俺は好き。

今、俺と大輝と満は
学校をサボってローソンでアイスを買って食べながら空を見てた。
「こんなことで喜ぶ俺って…子供かっ!」
いきなり俺の胸の上くらいに手の甲をバシッと叩いてきた。

いやいやいや。
口は自分にツッこんで
体は俺にツッこんでんのかよ