「んーなんか章おらんとつまらん…かも。俺もサーボろっと♪」
大輝が言って
これまた中身スカスカ鞄てベースを持ってスキップで教室のドアのところまで行った。
「な!忠司も満もサボろーや♪」
くるっとみんなに背を向けていた体をひねって忠司と満の方を向いた。

俺と満は目を合わして
思わず笑みがこぼれた。
「サボりますかっ!」
「おう」
俺はこれまたスカスカの鞄とギターを持って、満は少し物が入った鞄を持って、大輝の方へ走った。