「あれ…?先生、これ私の鍵じゃないです。それに昨日、私ただ机の中に忘れてただけみたいです。」


「なんだって?じゃあこれは誰のなんだ?」


イチゴくんの鍵かな──…


「もしかしたら同じ委員会の人のかも知れません。渡しておきましょうか?」


何となく、私はそう言っていた。


「お、助かるな。俺は実は今から出張でいないから助かるよ。よろしくな。」


私は担任から鍵を受け取った。