ドキ─…ン


すぐ近くに…


イチゴくんの整った顔




私はしばらく動けなかった。


あるいは数秒だったのかも知れない。


永遠にも近いその時間は


イチゴくんが我に帰ったように


私から離れたことで


突然終わった。