「西條…ゆずきちゃん?」


振り向くと、後ろの席の女の子だった。


ショートヘアの元気そうな女の子。少し背が低く、華奢な感じのアップルパイが好きなあの子。


「どうも、初めまして。そうです、西條柚軌です。」


「ふふ。さっきの自己紹介最高だったよ。よかったらお友達になって?」


「あ、よろこんで!アドレス交換しません?」


「うん、いいよ。それと、敬語じゃなくて普通にしゃべって?」


「う、うん」


篠原瞳ちゃん。


なんて可愛いんだ…


こんなやり取りをしてると、亜希妃が飛んできた。