そう、あたしだって式が楽しみなわけじゃない。



「 だからそんなんあんたぐらいだって。どうせ、相川先輩が」


「ち、違うって。だから単純に吹奏楽がしたいの!」


「あーあんたは理央先輩のほうだったね」


「千紘、いい加減…」