「…っ!恭聖くんっ!」 恭聖くんはあたしを殴ろうとしていた上山さんの腕を見事に掴んでいた。 「美愛に何してんの。これ柊弥に言って いい? あいつ、好きな人にこうゆう事する女 大嫌いだぜ?」 「や、めて…」 「んならもうすんなよ」 「わかった…から…」 上山さんは屋上を出て行った。 「ありがとっ…恭聖く…」 ギュッ 「怪我なくてよかったよ…。 俺の話、聞いてもらってもいい?」 「うん!あたしでいいならっ」