あたしは昼、屋上にいった。

彩が委員会あるらしいから1人で。

サーッ
風が頬にあたって涼しい。

「美愛ちゃん」


「…上山さん?」

「あの、さ。私、そろそろ一ノ瀬くんの
事本気で欲しくなってきた」

え…。そんなこと言われても…。

「あたし…他のものをあげたとしても、
柊弥だけはあげられないの」

パシンッ

頬に痛み。叩かれた…。

「なんであなたなの?!
あたしも好きなのにっ!なんでなんで
っ!」

やばい…こんどは殴られるっ…。


え?なんも…おきない?
顔をあげてみると…。