ぽた、ぽたと 腕から零れ落ちる… …血…!? 「…え、避けないんだ~。 ってか 避けられなかった?」 変わらず、 不気味に笑った その男の投げたナイフが 海龍の左腕に刺さっている… そして、 「…俺には勝てなかったりして~」 その言葉と共に 走り出した男を… ドスッ… ナイフが刺さったままの左腕で殴る。