「…海龍…」







目の前で
次々に敵を倒すこの男。










…俺がずっと会いたかった人。









その男は
鉄パイプや金属バットを
素手で止めると、


確実に急所を仕留める。








「…強い…」


思わず零れた言葉に、








「黒龍の総長だからね」





…っ!?



いつの間にか
隣に立っていた男の言葉に
ビクッと肩を揺らしてしまう。