…---



あいつらが攻めてきてから
1時間が過ぎようとしていた。



気づいたら、
俺たち獣牙は
幹部しか残ってなくて…。


それに比べて、
相手はまだ300人近く立っている。






…と、
そんなことを考えていた時…










「ぐっ…!」



ドスッという鈍い音と共に
倒れこむ優真。






!?




「…っ、優真っ!」





急いで優真に駆け寄ると、
頭からは溢れ出す血。





「っ、

 優真、大丈夫か…!」




鉄パイプで
殴られたと思われる後頭部を
押さえながら口を開いた優真。





「…うっ、


 駿、さ…ん」




…と、
優真の顔が強張る。