「…っ、どういうこと」 焦りを隠しきれず、 言葉に詰まるあたしに 「とりあえず、 king室に来てください」 と、 あたしの手を引く竜聖。 そんな竜聖も、 あたしと同じくらい 動揺しているようで 手が少しだけ震えている。 そして、 king室にやって来たと同時に どちらともなくそっと手を離す。 ガチャ … 扉を開けると、 さっきまでは居なかった 浩貴と智貴が悠さんと 何か話をしている。