そんなあたしに、



「ちょ、待ってよ麗ちゃーん」



「俺も行きますっ!」



「笑わないなんて言わないで」



急いでついてくる3人。







そして、



「…笑いたいとき
 笑ってくれればそれでいい」



優しく微笑む駿。









みんなの姿を見て、
あたしも自然と頬が緩む。










「授業出るよー」



少し大きな声でそう言ったあたしに
嫌な顔をしつつも
立ち上がってくれる
獣牙のみんなが、


敵だと分かっていても
いつの間にか
あたしにとって
大きな存在になっていた…---。